It's Plobably me / Sting のカバー曲
気がかり-240625
気がかり-240625
英国の歌手、スティングとギタリスト、エリック・クラプトン、最近死去したサックス奏者、ディビッド・サンボーン、マイケル・ケイマンがコラボするこの曲は、1992年の映画「リーサル・ウェポン3」のサウンドトラックとして発表された。この曲も多数のカバー曲がある。
ジッポーライターで火をつけ、ふたを閉める動作のサンプリングをリズムに始まる曲に乗って、炎をモチーフにしたオープニング映像が印象的だった。炎はこの映画のクライマックスで燃え上がる。
曲名の「それ、たぶん俺だぜ。(筆者意訳)」はダニー・グローバー演じる、マータフ刑事が破天荒なメル・ギブソン演じるリッグス刑事に語り掛けるイメージだろう。
スティングは1993年のアルバム「テン・サマナーズ・テイルズ (Ten Summoner's Tales)」で別バージョンを録音している。クラプトンは参加していない、よりダークな雰囲気のアレンジで、以降のコンサートでもこのバージョンで演奏。エンディング付近で雰囲気の似ている「Sister Moon」に引っ掛けたりしていた。
ドミニク・ミラー(ギター)、ヴィニー・カリウタ(ドラム)、デヴィッド・サンシャス(キーボード)
米国のジャズボーカリスト、グレゴリー・ポーターによるカバーは、「スティル・ライジング~ベスト・オブ・グレゴリー・ポーター」に収録されている。声質か歌い方か、最近の録音のはずなのに、古臭さがぬぐえない、よりブルースな雰囲気は悪くない。むしろ、スティングの歌声よりも歌詞がよく聞こえてくるようにも思える。
女性によるカバーでは、米国のジャズ・ボーカリスト、ヴァネッサ・ルービン(Vanessa Rubin)が「テン・サマナーズ・テイルズ」のバージョンに近い雰囲気の曲を録音している。
女性が歌うことで、ダメ男から離れられない世話女房のイメージを持ってしまった。そんなイメージの曲だったろうか。
いろいろカバー曲を探すうちに、ブラジル人女性シンガー、ガブリエル・チアラロとギター&パーカッションのユニット、フロー・デ・リスの作品が気になった。
ボサノバにアレンジされているが、リーサルウェポン・バージョンとテン・サマナーズ・テイルズを足して割ったような雰囲気のカバー。
フロー・デ・リスの作品の詳細