What a Difference a Day Make / 縁は異なもの
気がかり-240711
気がかり-240711
ランディ・クロフォードの「NAKID AND TRUE」(1995)というアルバムに、「What a Difference a Day Make」という曲がカバーされている。
ベースのファンキーなフレーズが前面に押し出された、アップテンポのナンバー。
「おお!かっこいいじゃん」と何度も聞いているうちに、ふと原曲がどんな曲なのか気になった。
What a Difference a Day Make / Randy Crawford
この曲のもとになったのは、ダイナ・ワシントン(Dinah Washington)が1959年にヒットさせた、 What Difference A Day Makes。
ランディ版とは似ても似つかずの三連音符のラブソング。
30年経つと同じ曲でもこんなに変わるのか。
Dinah Washington: What Difference A Day Makes
でも、ダイナ・ワシントン版もカバー曲だと知って、さらに驚いた。
原題は "Cuando Vuelva a Tu Lado"(スペイン語)で、マリア・グレーバー(María Greve)が1934年に作曲した曲で、昔よくある、複数の歌手がほぼ同時に同じ曲を歌ったらしく、オリジナルの歌手を特定するのは難しいらしい。
Lucho Gatica(ルチョ・ガティカ)チリの歌手。Luis Miguel(ルイス・ミゲル)メキシコの歌手。Eydie Gormé(エディ・ゴーメ)アメリカの歌手。Olga Guillot(オルガ・ギヨ)キューバの歌手。それぞれが人気があったらしい。
英語の歌詞はアメリカでスタンリー・アダムズ(Stanley Adams)が書いた。
ここでは、エディ・ゴーメのバージョンを貼り付けておく。
Lucho Gatica版は朗楼と歌い上げ、Olga Guillot版はその女性版。
Luis Miguel版は1991年の曲で、AOR調に正統進化バージョン。
ランディ・クロフォードのカバーは振れ幅が大きいカバー曲だと思う。